二十面相

(このブログはモボ朗読劇『二十面相』のネタバレを含みます)

 

 

 

 

10日ぶりにステラボールに赴きました、はるもにです。

 

前回kappaの時品川プリンスホテルに行ったのは初めてだと思ってましたが、そういえば中学の修学旅行でプリンスホテルの23階に泊まったことを思い出しました(田舎者だから修学旅行が東京)。

 

 

 

さて、そんなことは置いておいて

 

まずは今回の反省

 

原作見て行かなかった!

 

というか一体何を読んでいけばいいのか分からず

そんなん言ってたら乱歩の本全部読まなきゃなのでは?と思って、その結果二十面相すら読んでいかなかったわけだけれど

 

 

 

 

なんか逆にそれで良かったような気もしてる。

 

まあその理由は後で話すとして

 

 

 

客席に流れていた別れの曲がだんだんちいさくなり、

 

「二十面相は明智小五郎明智小五郎は二十面相」

明智小五郎は二十面相、二十面相は明智小五郎

 

何度もそう呟きながらバナさんが上手側から登場。センターにあるマネキンを動かし、舞台端へ。ストラップに体を通し左手はそのギターのネック、右手にスタンドマイクを持って再びセンターに。

 

 

舞台はバナさんのギターと歌で幕を開ける。

 

時々ある「そういえばバナさん音大生のすごい男だった」を早々に感じた笑

 

バナさんの歌声はやっぱりとってもいいね。照明の動きも面白くてプチライブみたいだった。ギター弾いてるバナさんめちゃくちゃカッコいい。

 

 

結局冒頭が肝だったかも。

 

 

ちょっとバナさんの記憶多めなんだけど

主役だからっていうのもあるし、私の右隣左隣前右斜め前左斜め前全員双眼鏡持ってたのね。

しかもバナさんの動き追ってたから絶対全員バナさん担なのね。

 

私もバナ担みたいな顔しといた。

双眼鏡がなかったんだけどちょっと度数高いカラコンつけていったから大丈夫でした(対抗心)。

 

 

 

 

さて、そろそろ内容の話をすると、

 

これまでの二十面相と明智小五郎の様々な対峙を通して二十面相とは何者でどんな奴なのか、そして明智小五郎とは何者でどんな奴なのかを見せていく朗読劇

だと私は思った。内容の見方は人それぞれなのであれだけど。

 

ある1つの事件の中での犯行近くの出来事を事細かに、登場人物たちの会話を含めつつ紹介する場合もあれば、事件の概要を淡々と話す場合もあり。

 

最初はそれこそ何か一つの事件を題材にして話が進むのかと思っていたけど全然違った。

 

江戸川乱歩『〜』抜粋」から始まる話が何個も繋がるから、最初に話した原作を読まなくて良かったのは、こういうこと、

読んでたらまじでキリなかった。

(でもちょっとは入れとくべきだったかも)

 

 

 

 

ところで、朗読劇というものを初めて見たのだけれど

普通の舞台と違ってセリフから風景とかを自分の想像を膨らませて考える作業が必要で

私が1番苦手なやつだった…たぶん私普段からあまり人の話理解してない…

本読むなら自分のペースで理解していけるからそれは好きなんだけれど…

 

 

 

でもセリフの抑揚であったり、掛け合いの間だったり、音楽が入ったり

ただの朗読とは違う、朗読劇というものはとても面白いなと思った。

 

特に音楽は生で作られてるもので、ドアの音みたいな音から、不気味な雰囲気を演出する音まで

すごく話を助長してくれてるし、個人的には初めてバイオリン弾いてる人生で見れてなんか感動した…。

 

 

そしてセリフの抑揚ね。

豊田くんって声の演技がすごく上手なイメージない?

感情を声に乗せるのがにんじゃちゃんの中でも結構ものすごく上手い方のイメージがあって、むしろ大袈裟すぎるくらいのところがよかった。

これはアニメという趣味の影響もあるんじゃないかなと。

 

 

はい、やっと豊田くんの話。

椅子に座ってる時ずっと右手は膝に置いてあって、最初はちょっと緊張してたのかな?目の前にある台本をめくってすぐ次のページに手をかけるみたいな。いじいじしてたな笑

途中から両手とも膝にあったけど。

 

そう、それでその不動の右手でね、音楽流れる場面でトントン指でリズム取っててかわいかった〜。

(豊田くん小さいキュンを普段から無意識に詰め込んでくる男なのでほんとダメです。)

 

1番豊田くんで好きだったのはやっぱりハンドマイク持って前出てきてくれたとこだな〜!

手拍子したの〜

kappaでもコングさんの歌で手拍子したんだけどそういうの楽しくてスズカツさんの演出の好きなところ〜!

私今でも「輝くミルキーウェイ」ってボケてる豊田くんの歌声を真剣に聴きにYouTube見にいくくらい豊田くんの歌声すきだから嬉しかったな。

豊田くんって歌ってる時すごいいい表情するんだよね。

あ〜〜Gちゃん豊田くんにもっとソロパートくれ〜〜〜。

 

豊田くん演じる小林少年はすごくポジティブで無鉄砲みたいなとこがあって、中学生くらいなんだけど銃持ってたり、女装したり、尾行したり

豊田くんとは全然違う性格だと思ったけど、ものすごく小林少年だった。

 

小林少年が女装が好き設定で、そこ辺りのお話はずっと、豊田くん今度女装してね^ ^の気持ちでした。

 

あとはカテコの話をせねば。

豊田くん2回目のカテコまでは普通にはけていってたんだけど

3回目、栗原英雄さんと拳をぶつけてグータッチ

4回目、また栗原さんと目合わせたと思ったらじゃんけんしてた笑

ちなみに栗原さんがグー、豊田くんがチョキで豊田くんの負け😂

 

共演者さんとも仲良くしているんだなぁ、いい空気だなぁと思った次第。

えぎたちのことコミュ力おばけだと思ってるからなんの心配もしてないけど、やっぱりいざそういうの見るとほっとするよね。

豊田くんのご家族みんな観に行かれたかなぁ。すごくキラキラ輝いてた。

 

 

 

バナさんのカテコの話もしておこう。

3回目?くらい?のカテコではけ際、目の横でピースする(星輝くんがよくやってる)やつしながら舌出してた笑笑

4回目最後1人で帰るのにちょっと高くなってる壇上で礼して「ちょっと待ってね」のポーズをしたあと、壇を降りてサイレンの振り付けで前進して帰っていく高度テクでした。

ただただお茶目なヤバい人。同い年頑張ってるので自分も頑張ろうと思いました笑

 

 

たくさん書いたけどまだ話し足りない部分は全然ある…。

 

でもひとまずとっても面白い作品でした。

ここから江戸川乱歩の原作を読んで理解を深めていきたい〜。

舞台って面白い。本って面白い。

 

最大限余韻を楽しみます〜。

 

 

まずはあと1週間、舞台二十面相が無事に最後まで走り切れますように。

 

豊田くんがんばれ!